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検査・治療の実績
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当クリニックでの検査・治療の実績
これは、私どもの施設での2006年1月から2017年12月まで11年間の、大腸、直腸癌の統計です。
年齢別にみると、50代、60代に多いのですが、20歳代の方にも、3人いらっしゃった。しかも、2人とも進行がんでした。30代のかたも34人いらっしゃって、そのうち12人の方は、進行がんでした。
若い方の排便時出血の場合、医療サイドも軽く見てしまって、痔でしょう、様子をみましょう、という場合がこれまでは多かったわけですが、今後は年齢を問わず、検査をすべきと考えます。
ただ、全体で見ますと、1019人中378人は内視鏡で切除するという、簡単な治療法でおなかを切らずに、治っていますし、進行がんであっても、転移の無い段階で手術すれば、大腸がんの約85%、直腸がんの約80%は治りますので、治りやすいわけですから、何といっても早く見つけて、早く、治療することが大切です。
以上のことから、痔ということにして安易に考えるのは危ないし、以前から肛門の病気があって出血を繰り返している人は、変な意味で、出血に慣れてしまっていますので、体の悲鳴に気がつかず、手遅れになりかねない場合があります。
大切な家族のためにも、40歳を超えたら大腸内視鏡検査を定期的におこないましょう。
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